羽毛ふとん

q 羽毛ふとんはカバーをつけた方がいいですか?
a 体からでる皮脂や汗、たんぱく質系のよごれは酸化し、ふとんに染み込み黄ばみとなります。
そうなると汚れを落とすのはなかなか大変です。
汚れを防ぎ、衛生的にお使いいただくためにはぜひ、カバーをお使いください。
それでも衿元がどうしても汚れるとお困りの方は、お布団専用の衿カバーがございますのでおすすめです。
q 羽毛ふとんの干し方は?
a 羽毛ふとんは日に干す場合は羽毛・側生地の劣化を避けるため、なるべくカバーをつけて干しましょう。
10時から3時まで湿気の少ない間に1~2時間程度干せば十分です。
取り込むときは、絶対にたたかないでください。
干せないときは、窓を開け放し、椅子などの上などにかけて風を通して湿気を逃がしてください。
q 圧縮袋に入れてもいいですか?
a 圧縮するときに羽軸が生地を突き破ってしまうおそれがあります。
ダウンは小さな針穴からもどんどん吹き出してきます。また、長期間圧縮してしまうと元通りに羽毛がふくらまないことがあります。
q シーズンオフの羽毛ふとんの収納方法は?
a 使わなくない羽毛は干して、湿気を逃がしてから使い古しのシーツや通気性のあるふとん袋に防虫剤を入れて湿気の少ないところにしまってください。
購入したときに入っていたケースに入れる場合は、ケースの口を開けておいたほうがよいでしょう。
ビニール袋には入れないでください。
q 羽毛のにおいがきついのですがどうすればよいですか?
a 羽毛のにおいの原因は洗浄不足だと思われます。
羽毛は人間の髪の毛と同様に油脂でおおわれています。その油脂が溶け出してにおいを発しています。
そのため、夏や梅雨の高温多湿の時期は特ににおいが強く出る場合があります。
お値打ちな羽毛はどうしてもコストカットの為、洗浄不足になってしまいます。
ご購入時は、オゾン殺菌や国内で殺菌・洗浄されたものを羽毛を選ぶ際の一つの選択肢に加えた方がよいでしょう。
では、まさに今、におって困っているという方は、どうしたらよいか。
天日にカバーをつけて干すことを何回か繰り返していくうちに、自然とにおいが抜けてくると思います。それでもにおいがつよくてどうしようもない場合は販売店にご相談されたほうがいいでしょう。
q 羽毛がでてきたら?
a 羽軸が突き出てきたものを引き抜いてしまうと、穴が大きくなり次々と羽毛がでてくる原因になります。
穴が2~3ヶ所であれば購入時についている補修布を使ってアイロンで補修できます。しかし、どこにあいてるかわからないくらいたくさん羽毛が出てくる場合は、買い替えかリフォームを検討されたほうがよいかもしれません。
その際は、一度拝見いたしますのでご相談ください。
q 羽毛ふとんの側生地だけかえることはできますか?
a 申し訳ございません。当店では側生地のみの交換はできません。
リフォームはやっております。
q 自宅であらえますか?
a 夏物で丸洗いできるものもありますが、基本的には信頼のおけるクリーニング店にだされた方が安心です。
購入されて3~4年ほどして、汚れが気になるようでしたらシーズンオフに一度だされるといいでしょう。羽毛ふとんは洗うのは簡単ですが、干し方がとても難しく、濡れて固まった状態で日に干すと復元しにくく、保温力は低下してしまします。
肌ふとんを洗われる時は、手洗いか弱水流コースで洗い、軽く脱水し、必ず羽毛をほぐしてから干すようにしてください。