朝起きると首に激痛が走り、動かすことすらままならないなら、おそらく「寝違え」が起きているのでしょう。
首に強い痛みが生じ、ひどいときには顔の向きすら変えられないほどつらい、という方もいらっしゃいます。
▼この記事でわかること
・寝違えが起こりやすい人の特徴
・寝違えが起こる原因
・寝違えしにくくするための対処法
初めての寝違えなら、その日の体のコンディションが悪かっただけ、という可能性が高いです。
一方でしょっちゅう寝違えているという場合は、原因を突き止めて日頃から改善しなくては、つらい日々が続いてしまいます。
この記事では、寝違えに悩んでいる方に向けて、寝違えの原因や起こりやすい理由、対処法までわかりやすくお伝えします。
「最近寝違えてしまうことが多いな」
「起きたら首がまわらないんだけど、これって寝違え?」
「どうして寝違えてしまったんだろう?」
このように悩んでいる人は、この記事で寝違えの原因と対処法を
しっかりとおさえて、快適な朝を迎えられるよう考えてみてくださいね。
▮首の寝違えが多い人の特徴と原因とは?
目が覚めると首に違和感があったり、曲がらないほど痛くなってしまっている状態なら、「寝違え」をしてしまった可能性が高いです。
首の寝違えというのは、誰もが一度は経験したことがあるものでしょう。
とはいえ、しょっちゅう寝違えてしまうというときは、何か原因があるはずです。
寝違えてしまう原因として多いのは、下記のような状態が当てはまります。
・深酒や泥酔をしてしまった
・布団やベッド以外の場所で寝てし まった
・合わない高さの枕を使っている
・マットレスの硬さがあっていない
・過剰な運動を
寝違えてしまうということは、寝ている間に首へ負担がかかっているということです。
長い時間に渡り無理のある姿勢で寝てしまっていたり、血流が悪くなる体勢が続き首まわりが凝り固まってしまっていたなどの原因が考えられます。
一度だけの寝違えなら原因はハッキリとすることもあるでしょう。
しかし、何度も寝違えを繰り返している場合は、日常的な姿勢や体についたクセが原因な可能性も。
寝違えが多い人の特徴も確認していきましょう。
▮寝違えが多い人の特徴とは?
よく寝違えてしまう、という人のほとんどが、下記のいずれかに当てはまります。
寝違えた日だけに原因があるのではなく、日々の積み重ねが寝違えを引き起こしている可能性も。
・パソコン作業やスマホを触る時間が多い人
・長時間運転する人
・運動不足の人
・お酒を多く摂取する人
・体に合わない寝具を使い続けている人
運動不足が原因で姿勢が悪くなったり、首周りが凝り固まってしまっていることは多いです。
睡眠中に凝り固まった筋肉を急に動かしたことにより、筋肉に負担がかかり肉離れを起こしてしまった、などの原因も考えられます。
特に最近ではパソコンやスマホを長時間さわることにより、首周りに負担がかかって寝違えやすい、という人も増えています。
首周りが凝り固まってしまいやすい現代社会だからこそ、寝違えないよう意識的に対処をしていくことが大切です。
▮首の寝違いがつらい!対処法を解説
もし寝違える日を頻繁に経験しているなら、睡眠時の状態が悪いのかもしれません。
対処法として主に、下記の5 つを改善してみるのがおすすめです。
①寝具を自分にあったものに変える
② リラックスした状態で寝る
③ 運動やストレッチを心がける
④ 寝室の温度を調整する
⑤ お酒を控える
それぞれの対象法について、詳しく解説します。
寝違いの対処法① :寝具を自分にあったものに変える
枕とマットレスなどの寝具が自分に合っているか、見直してみましょう。
まず枕が自分の頭や首に合っていない場合、寝返りをするたびに負担がかかり、寝違いの原因になります。
枕を新しくしたときや、使い古して平べったくなった枕を使っている人は、寝違えてしまいやすいです。
また、高すぎる枕を使っても同様です。
オーダー枕は作って終わりではありません。それでは本当のオーダー枕とはいえません。
最初の1週間はまず、作った枕が自分の寝具と合うか合わないかを試す時期です。まず、合わないと考えていただいていた方がいいかもしれません。なぜなら、お店で試し寝で使用した寝具と自分の家の寝具では沈み込みかたが違うからです。
枕は数ミリ単位で変化します。だからこそ、最初の3週間メンテナンスが非常に大事になります。
3週間メンテナンスで、微調整し、そこからがスタートです。
それから3ヶ月後、6ヶ月後と定期的なメンテナンスをし続けることで、理想の枕へと近づくことができるのです。
同様にマットレスが固すぎる場合や、柔らかすぎる場合のどちらでも、体に負担がかかります。
寝返りがしやすいように体圧分散できるマットレスや、 どんな姿勢でも体が沈みこみすぎない寝具に変えてみましょう。
寝返りがしにくいマットレス(敷ふとん)だと、同じ体勢で眠ることが多くなります。
仰向けで寝続けるのがしんどい場合、横向き寝で眠ることがありますが、この横向き寝は寝違いにとてもなりやすいです。
それが何時間も続くと、筋肉が凝り固まって、朝、起きたときには寝違えていた、なんてこともよく聞きます。
寝返りを打って横向きになったときと仰向けのときどちらでも、無理のない姿勢にしてくれる寝具に変えるだけで、睡眠の質にも変化が生まれやすいのでおすすめです。
寝違いの対処法② :リラックスした状態で寝る
体が緊張状態になっていると体がかたまってしまい、寝違えやすいです。
就寝前にはしっかりとお風呂に入り、快適なパジャマに着替えた状態で就寝するようにしましょう。
お風呂に入ってすぐの就寝は寝つきが悪くなるので、お風呂に入ってから2 〜 3 時間後に布団に入るのがおすすめ。
あたたまった体が少しずつ冷めていくころが一番、快適な睡眠につきやすいです。
寝違いの対処法③ :運動やストレッチを心がける
日頃から適度な運動やストレッチを心がけましょう。
運動不足の人や、デスクワークで首まわりが凝り固まっている人は、意識して体をほぐす習慣をつけるのがおすすめです。
日頃から運動をしないという人は、まずはゆっくりとストレッチから始めてみましょう。
ただし、すでに寝違えてしまっている人は、無理して動かさないでくださいね。
寝違いの対処法④ :寝室の温度を調整する
寝ているときの環境が寒いと、首もとも固まりやすくなります。
冬場は寒くなってしまわないように暖房をつけたり、夏場はエアコンで冷えすぎないように調整しましょう。
冬場は23 度前後、夏場は 25 度前後を保って寝るようにするのがおすすめです。
体を冷やさないように、夏場でも布団はしっかりと首もとまでかけて寝てみてください。
寝違いの対処法⑤ :お酒を控える
よく飲みすぎてしまう人や泥酔して眠りにつくという人は、お酒の量を減らしてみましょう。
酔っ払っているときに寝ると寝返りの回数が減り、変な体勢のまま睡眠を続けてしまう原因になります。
泥酔して枕が外れたまま眠りについてしまった、などの状態にならないよう、飲んだ日は酔いを
さましてから眠りにつくよう心がけましょう。
首の寝違えの原因を把握して対処しよう!
寝違えやすい人は、思い当たる原因が見つかったでしょうか?
首に負担がかかってしまう原因が思い当たらなければ、睡眠中の寝具が体にあっていないだけ、
というシンプルな理由なことも。
ぜひ原因と解決策を結びつけて、快適な朝をむかえてくださいね。