朝晩の冷え込みが徐々に厳しくなってきましたね。
しかし、昼間は暖かったりと寒暖差が激しく、体調を崩しやすいときでもあります。
特に朝は気温が下がり、身体の動きが悪くなる時間帯です。 冬はさらに冷えるため、寝違えやぎっくり腰が起こりやすくなります。
また、冬になると寒さから肩をすくめ、丸めるような姿勢が多くなり、体も冷えているため、ますますぎっくり腰などを引き起こしやすくなります。
そもそも寝違え・ぎっくり腰またあまり聞きなれないですが、ぎっくり背中とは?
寝違えとは?
朝起きた時に首が痛いことは今までに経験した人も多いと思います。
寝違えは、首の周囲の筋・腱・筋膜などの急性炎症です。骨の異常ではありません。
寝違えになると一定方向にしか動かないので、日常生活に支障をきたします。2~3日痛みが続くので、大変つらいです。
うちには三人の娘がいますが、三人とも急な動きをしたせいで首を痛め、三姉妹とも病院にお世話になった過去があります。長女は「ママ、これ見て~」と振り返った瞬間、次女は遊園地で絶叫マシンに乗ったとき、三女はマット運動と原因も三者三様です。
ぎっくり背中とは?
ぎっくり腰は知ってるけどぎっくり背中はあまり聞きなれないですよね。
そういう診断名はないのですが、ぎっくり腰や寝違えのような背中に「急に痛みを感じて、動くことができない」や「背中を刺されたような痛みがはしり、息を吸うとさらに痛む」などのような症状があります。いわゆる「肉離れ」のような状態で、筋肉が急に引き伸ばされたときやこり固まった筋肉に急激な力が加わったときなどに発生しやすいです。
ぎっくり腰とは?
急に起こった強い腰の痛みを指すことをいわゆる「ぎっくり腰」と一般的に用いられる通称です。医学的には「急性腰痛」といいます。
咳やくしゃみをした瞬間、重い荷物を持ち上げた、急に椅子から立ち上がったなど様々な原因があります。
最初は違和感から始まり、徐々に痛みが強くなったり、体を反らせたり、おじぎをしたりすると痛かったりするのでトイレや着替えも大変ですよね。
ひどくなると腰の痛みで、寝返りがうてないなんてこともあり、とてもつらいです。
私も三回くらい経験がありますが、とても痛くて這って部屋を移動していた経験を思い出しました。
つまり、ぎっくり背中が「肉離れ」のような状態なら、ぎっくり腰は「捻挫」のような痛みだという違いがあります。
【原因】
起床時
不自然な姿勢で寝たり朝まで同じ姿勢ですることで、首や背中、腰に無理な負担がかかるために起こります。
頭が枕の正しい位置におさまってない状態で、体型と枕が合っていないとおこることもあります。
枕が正しくフィットしていないと、寝ているときに無理な姿勢になっていたり、血流が悪くなっていたりします。また、体を支える敷ふとんやマットレスも重要です。
急に筋肉を動かした
前日にいつもやっていないスポーツや労働などで身体を動かし、筋肉の一部が痙攣したり炎症を起こしたりして寝違えることもあります。
姿勢が悪い
パソコンや事務作業が長時間に及ぶと頭を一定位置に保持するため頸部の筋肉に負担が生じます。
重いものを手で持つ作業などは首の後ろの筋肉に負担が生じます。
飲酒後の睡眠や疲れ果てての睡眠は寝返りが少なくなるので同じ姿勢のままでいることになり体に負担がかかります。
また、寝具が合っていないと寝返りがスムーズに行えず、睡眠中に筋肉に負担がかかってしまします。寝返りは姿勢をリセットしてくれるとてもたいせつな役割があります。快眠にとって寝具選びはとても重要なことです。
環境の変化
出産や体重増加も原因の一つです。
また、環境の変化によるストレスは自律神経が乱れるため、常に筋肉が緊張した状態になり、柔軟性が失われ、血流も悪くなるので寝違えになる可能性が高まります。
冷え
これから寒くなってきますが、冷えや寒さは体がこわばるので血流が悪くなり、血管も収縮してしまいます。
人は体を守るため、血流を内蔵に集めようとし、体を動かさないでいると、筋肉に回る血流が低下するので急に動かした際にすぐ筋肉が伸びず、痛めてしまうことがあります。
こんなときは危険なのですぐに病院を受診してください。
・じっとしていても痛みがひかない
・しびれや麻痺がある
・患部もしくは体に熱をもっている
・痛みが徐々に悪化している
【予防と対処について】
◆適度な運動やストレッチ
適度な運動は血行を促し、筋力もつけば腰痛になりにくくなります。激しい筋トレは必要ありません。凝り固まった筋肉をほぐしていくことが大事なので、筋膜ローラーで痛気持ちいいくらいでやるとポカポカして筋肉に血行を促します。
日本人なら誰でも知っているラジオ体操は関節、筋肉をまんべんなく動かせる全身運動なので習慣にできるといいですね。
◆体を冷やさない
体を温めるのは中からと外からがあります。体の内から温めるには「食べ物」と「運動」です。体をあたためる食べ物、例えばショウガやにんにく、にんじん、たまねぎなど地中で育つ野菜や納豆、キムチなどの発酵食品もおすすめです。
加齢で筋肉量が減ってしまうと、どうしても自ら体をあたためることが難しくなります。そのようなときは体を冷えから守る工夫をする必要があります。腹巻きやあたたかい下着を身に着け3首(首・手首・足首)を冷えから守りましょう。
寝るときに足や背中が冷えて眠れない方は温熱の敷ふとんもおすすめです。電気毛布と違い体の芯から温めてくれます。寝起きもしばらくぽかぽかしているので、寝起きがスムーズで快適です。
◆ストレスをためない
◆姿勢の改善
猫背や片足だけに重心をかけるど、悪い癖に気をつけ、正しい姿勢を保持できるようにしましょう。スマホやパソコンで前かがみになりがちなので、気がついたときには背伸びをするストレッチをするなど心がけだいですね。
◆自分に合った寝具選び
寝具選びはとても重要です。柔らかすぎるマットだと腰が沈みこみすぎて寝返りが打ちづらく、かえって腰の痛みが悪化することもあります。
ただ、硬すぎるマットでは筋肉がない女性や高齢の方、痩せているには不向きです。
自分に合った寝具が必ずありますので、当店ではそのご相談とアドバイスをさせていただいております。
最近は、快適に寝るためのスマホと連動した電動ベッドが人気です。求めていた寝心地にきっとたどりつくことができます。入眠を感知したらゆっくり背中が下がる入眠の自動運転機能も備わっています。ぜひ、当店でご体感ください。